日本製粉株式会社 企画・編集:社会・環境委員会 発行・お問い合わせ先:広報部
〒151- 8537 東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-27-5 9 2 3 2 -0 5 3 3 ) 3 0 (. x a F 0 0 9 3 -0 5 3 3 ) 3 0 (.l e T
http://www.nippn.co.jp/
この印刷物に使 用している用紙 は、森を元気にするための間伐と 間伐材の有効活用に役立ちます。
揮発性有機化合物を発生し ない「VOCフリーインキ」 を使用しています。
印刷工程で有害廃液を 出さず、湿し水が不要 な「水なし印刷方式」 を採用しています。 適切に管理された森
林からの原料を含む 「FSCTM認証紙」を使 用しています。
日 本 製 粉 株 式 会 社
社会・環境報告書
2011
S U S T A I N A B I L I T Y R E P O R T
表紙のコンセプト
豊かで健やかな社会・環境の実現をめざし、グ ローバルな視点で取り組む心を美しい地球の姿 に託して、この清らかな世界の継続と、そこに暮 らす家族の一つひとつの幸福を願うイメージを 雄大に表現しています。
01
C O N T E N T S
日本製粉グループの事業展開
... 1日本製粉 成長の軌跡
... 3トップメッセージ
... 5CSRマネジメント
... 6企業統治と内部統制
●コンプライアンス/コーポレートガバナンス ...11●リスクマネジメント ...13
社会と日本製粉
●お客さまのために ...15●お取引先さまとともに ...18
●株主・投資家さまとともに ...19
●従業員とともに ...20
●地域社会とのかかわり ...24
地球環境と日本製粉
●環境方針...27●環境目標と実績 ...28
●環境マネジメント ...29
●マテリアルバランス/環境会計...30
●地球温暖化防止 ...31
●物流における環境負荷低減 ...32
●廃棄物等総排出量・最終処分量の削減...33
●商品の環境配慮...34
●生物多様性保全への対応...35
●環境リスクへの対応...37
第三者所見
...38将来に関する予測・予想・計画について
編集方針
日本製粉株式会社は、ステークホルダーの皆さまとのより良 いコミュニケーションを図るため、「社会・環境報告書」を発行 しています。 本年度は、経営の基盤である企業統治などの状況、社会およ び環境への取り組みに加え、当社が果たすべき社会的責任の一 つである「食育」への取り組みについて、社外のご専門家を交 えて座談会を行い、特集として掲載しています。 また本報告書の編集にあたっては、GRI「サステナビリティ レポーティング ガイドライン2006」に示される報告原則を参 考にしました。 対象期間 2010年4月1日から2011年3月31日まで ※一部2011年4月以降の活動や、将来に関する予測・予想・計 画も含んでいます。 対象組織 日本製粉株式会社および当社の製造部門を分社化したニップ ン冷食株式会社、オーマイ株式会社。 環境パフォーマンスデータについては、P.28に対象組織の一 覧を掲載しています。 対象分野 企業統治と内部統制の状況、社会的側面および環境的側面 参考にしたガイドライン ● GRI(Global Reporting Initiative) 「サステナビリティ レポーティング ガイドライン2006」 ● 環境省「環境報告ガイドライン(2007年版)」 発行日 2011年10月(次回:2012年9月予定) 本報告書には、日本製粉グループ(日本製粉株式会社とそのグループ会社)の過 去と現在の事実だけでなく、将来に関する予測・予想・計画なども記載しています。 これらの予測・予想・計画は、記述した時点で入手できた情報に基づいているため、 これらには不確実性が含まれています。従って、将来の事業活動の結果や将来に惹 起する事象が、本報告書に記載した予測・予想・計画とは異なる可能性がありま す。読者の皆さまには、この点をご承知いただき、本報告書をお読みください。 なお、日本製粉グループおよび関係者は、予測・予想・計画と異なる事象が発生 した場合においても、なんら責任を負うものではありません。特 集
日本製粉グループの食育の取り組み... 7●
会社概要
本 店 〒151- 8537
東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-27-5
設 立 1896 年(明治 29 年)12 月
資 本 金 122.4 億円
事業内容 ●製粉事業 小麦粉、ふすま、倉庫業、港湾運送事業
●食品事業 プレミックス類、コーン製品、米粉、 家庭用小麦粉、パスタ類、パスタソース、 ホールトマト、オリーブ油など、乾麺、 冷凍食材、冷凍食品、中食事業 ●その他事業 ヘルスケア事業、ペットケア事業、 バイオテクノロジー事業、 機械類の販売など
営業拠点 東京、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡、札幌
生産拠点 日本製粉(株) 横浜、千葉、竜ヶ崎、名古屋、
大阪、神戸甲南、福岡、小樽 ニップン冷食(株)高崎、竜ヶ崎
オーマイ(株) 厚木、加古川 研究開発拠点 中央研究所、加工技術研究所
海外拠点 米国、中国、タイ
製
粉
食
材
加
工
食
品
冷
凍
食
品
中
食
そ
の
他
小麦粉
そば粉
コーン
米
大豆
新規
素 材 活 用 技 術 の 横 展 開
川
上
か
ら
川
中
へ
の
縦
展
開
パンの花(小麦粘土)
スポーツクラブ
バイオ事業
化粧品
ペットフード
多 角 的 な
事 業 展 開
(イメージ図)
02
日本製粉グループの事業展開
... 1日本製粉 成長の軌跡
... 3トップメッセージ
... 5CSRマネジメント
... 6企業統治と内部統制
●コンプライアンス/コーポレートガバナンス ...11●リスクマネジメント ...13
社会と日本製粉
●お客さまのために ...15●お取引先さまとともに ...18
●株主・投資家さまとともに ...19
●従業員とともに ...20
●地域社会とのかかわり ...24
地球環境と日本製粉
●環境方針...27●環境目標と実績 ...28
●環境マネジメント ...29
●マテリアルバランス/環境会計...30
●地球温暖化防止 ...31
●物流における環境負荷低減 ...32
●廃棄物等総排出量・最終処分量の削減...33
●商品の環境配慮...34
●生物多様性保全への対応...35
●環境リスクへの対応...37
第三者所見
...38将来に関する予測・予想・計画について
編集方針
日本製粉株式会社は、ステークホルダーの皆さまとのより良 いコミュニケーションを図るため、「社会・環境報告書」を発行 しています。 本年度は、経営の基盤である企業統治などの状況、社会およ び環境への取り組みに加え、当社が果たすべき社会的責任の一 つである「食育」への取り組みについて、社外のご専門家を交 えて座談会を行い、特集として掲載しています。 また本報告書の編集にあたっては、GRI「サステナビリティ レポーティング ガイドライン2006」に示される報告原則を参 考にしました。 対象期間 2010年4月1日から2011年3月31日まで ※一部2011年4月以降の活動や、将来に関する予測・予想・計 画も含んでいます。 対象組織 日本製粉株式会社および当社の製造部門を分社化したニップ ン冷食株式会社、オーマイ株式会社。 環境パフォーマンスデータについては、P.28に対象組織の一 覧を掲載しています。 対象分野 企業統治と内部統制の状況、社会的側面および環境的側面 参考にしたガイドライン ● GRI(Global Reporting Initiative) 「サステナビリティ レポーティング ガイドライン2006」 ● 環境省「環境報告ガイドライン(2007年版)」 発行日 2011年10月(次回:2012年9月予定) 本報告書には、日本製粉グループ(日本製粉株式会社とそのグループ会社)の過 去と現在の事実だけでなく、将来に関する予測・予想・計画なども記載しています。 これらの予測・予想・計画は、記述した時点で入手できた情報に基づいているため、 これらには不確実性が含まれています。従って、将来の事業活動の結果や将来に惹 起する事象が、本報告書に記載した予測・予想・計画とは異なる可能性がありま す。読者の皆さまには、この点をご承知いただき、本報告書をお読みください。 なお、日本製粉グループおよび関係者は、予測・予想・計画と異なる事象が発生 した場合においても、なんら責任を負うものではありません。特 集
日本製粉グループの食育の取り組み... 7●
会社概要
本 店 〒151- 8537
東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-27-5
設 立 1896 年(明治 29 年)12 月
資 本 金 122.4 億円
事業内容 ●製粉事業 小麦粉、ふすま、倉庫業、港湾運送事業
●食品事業 プレミックス類、コーン製品、米粉、 家庭用小麦粉、パスタ類、パスタソース、 ホールトマト、オリーブ油など、乾麺、 冷凍食材、冷凍食品、中食事業 ●その他事業 ヘルスケア事業、ペットケア事業、 バイオテクノロジー事業、 機械類の販売など
営業拠点 東京、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡、札幌
生産拠点 日本製粉(株) 横浜、千葉、竜ヶ崎、名古屋、
大阪、神戸甲南、福岡、小樽 ニップン冷食(株)高崎、竜ヶ崎
オーマイ(株) 厚木、加古川 研究開発拠点 中央研究所、加工技術研究所
海外拠点 米国、中国、タイ
製
粉
食
材
加
工
食
品
冷
凍
食
品
中
食
そ
の
他
小麦粉
そば粉
コーン
米
大豆
新規
素 材 活 用 技 術 の 横 展 開
川
上
か
ら
川
中
へ
の
縦
展
開
パンの花(小麦粘土)
スポーツクラブ
バイオ事業
化粧品
ペットフード
多 角 的 な
事 業 展 開
(イメージ図)
03
S U S T A I N A B I L I T Y R E P O R T 2 0 1 1(円)
200,000
0 100,000 300,000
(百万円)
0 4,000 8,000 12,000
(百万円)
2006 2007 2008 2009 2010(年度) 2006 2007 2008 2009 2010(年度)
(年度)
2010年度 252,139
連結 単体 連結 単体
連結 単体
製粉事業 91,833 36.4%
食品事業
132,931 52.7%
その他事業 27.373
10.9%
(百万円)
5,207 6,714
10,442
6,578 6,729
9,736 11,363 12,802
9,815 10,827
157,722165,902 190,319 239,575250,719
276,797
180,119 261,586
169.076 252.139
(円)
(年度) 連結 単体
(円)
(百万円) (百万円)
(年度) (年度)
(年度)
年度
連結 単体 連結 単体
連結 単体
製粉事業
食品事業 その他事業
(百万円)
(円)
(年度) 連結 単体
売上高 セグメント別売上高 経常利益 1株当たり当期純利益 1株当たり純資産 従業員数
連結子会社数
年度 2006 2007 2008 2009 2010
連結 2,558 2,549 2,569 2,593 3,258
単体 915 892 901 914 947
(名)
(出向者を除く)
年度 2006 2007 2008 2009 2010
連結子会社 39 37 36 36 38
持分法適用 14 15 15 14 14
(社) そば粉の製造、販売および小麦粉の販売
松屋製粉(株) 小麦粉等の販売 ニップン商事(株) 小麦粉等の販売
(株)ニップン商事コーポレーション
小麦粉等の販売 鈴木(株) 小麦粉等の販売 丸七商事(株)
小麦粉・プレミックスの製造、販売 東福製粉(株)※2
製粉事業
食品事業
食品素材部門
プレミックスの製造、販売(海外のみ) 上海日粉食品有限公司 プレミックスなどの販売(海外のみ) Nippon Flour Mills
(Thailand) Ltd.
プレミックスの製造(海外のみ) NIPPN (Thailand) Co.,Ltd.
加工食品部門 パスタ類の製造、販売 オーマイ(株) パスタ類の製造、販売 Pasta Montana,L.L.C.
冷凍食品部門
冷凍食材、食品類の製造、販売 ニップン冷食(株) 冷凍食品、加工食品類の製造、販売 エヌエフフローズン(株) 冷凍食材、食品類の販売 日本リッチ(株)
中食部門
味付け油揚げ等の製造、販売 オーケー食品工業(株)
弁当等中食関連食品の製造、販売 (株)ファーストフーズ
その他事業
ペットケア事業 ペットフードの製造、販売 エヌピーエフジャパン(株)
ヘルスケア事業 健康食品の販売
日本デイリーヘルス(株)
その他
バイオ関連機材の販売
ニップンテクノクラスタ(株) 食品関連プラントの設計、施工 ニップンエンジニアリング(株)
情報処理サービス
(株)日本製粉システムセンター 物流サービス
(株)ニップンロジス ※1
持株会社
ニップンドーナツホールディングス(株)
ドーナツショップの経営 ニップンドーナツ(株) ドーナツショップの経営 ニップンドーナツ関西(株)
主なグループ会社
事業多角化 の歴史
成長の軌跡
日本製粉
1896年
(明治29年)
日本製粉株式会社創立
製
粉
事
業
パイオニアたちの時代
経営基盤形成の時代
事業拡大と技術革新の時代
企業再構築と新たな挑戦の時代
食材
加工食品
1896年(明治29年)
1914年(大正3年)
そば粉の製粉開始
1924年(大正13年)
横浜工場竣工
1985年(昭和60年)
福岡工場竣工
1974年(昭和49年)
神戸甲南工場竣工
1959年(昭和34年)
プレミックス事業に参入
1975年(昭和50年)
米の製粉開始
1969年(昭和44年)
コーンの製粉開始
1955年(昭和30年)
オーマイ
カットマカロニ発売
冷凍食品
1969年(昭和44年)
ファミリージャーム発売
(ヘルスケア事業)
1989年(平成元年)
家庭用ペットフード事業本格化
中食
1991年(平成3年)
中食事業参入
2003年(平成15年)
大豆事業へ進出
(オーケー食品工業(株)と提携)
1978年(昭和53年)
千葉工場竣工
食
品
事
業
事
業
そ
の
他
無印:連結子会社
※1 :非連結子会社で持分法適用会社
※2 :グループ会社で持分法適用会社
オーマイブランドの誕生
日本製粉の代表的な家庭用商 品ブランド「オーマイ」の名称 は、小麦粉を粉状加工し1955 年(昭和30年)に発表した人造 米「王米(オーマイ)」に由来し ています。
1973年
(昭和48年)
クリームコロッケ発売
最新鋭のロール式製粉機を導入した扇橋工場
製品品質・生産効率の大幅向上を実現
1897年(明治30年)
商品販売方法の革新
製造者名と品質・等級を明示して販売
メーカー主導による特約店制度の採用
04
(百万円) (百万円)
(年度) (年度)
年度
連結 単体 連結 単体
製粉事業
食品事業 その他事業
(百万円)
0 20 10 30 40 50 (円)
2006 2007 2008 2009 2010(年度) 連結 単体
16.84
21.82 25.64 24.66 22.62
28.89
28.89
28.89 41.20 28.89
28.89
47.23
26.82 36.06
0 200 400 600 (円)
2006 2007 2008 2009 2010(年度) 連結 単体
553.19 509.95 488.26 537.84 592.48
549.13
521.77 578.07
535.97 585.05
売上高 セグメント別売上高 経常利益 1株当たり当期純利益 1株当たり純資産 従業員数
連結子会社数
年度 2006 2007 2008 2009 2010
連結 2,558 2,549 2,569 2,593 3,258
単体 915 892 901 914 947 (名)
(出向者を除く)
年度 2006 2007 2008 2009 2010
連結子会社 39 37 36 36 38
持分法適用 14 15 15 14 14 (社)
そば粉の製造、販売および小麦粉の販売
松屋製粉(株)
小麦粉等の販売
ニップン商事(株)
小麦粉等の販売
(株)ニップン商事コーポレーション
小麦粉等の販売
鈴木(株)
小麦粉等の販売
丸七商事(株)
小麦粉・プレミックスの製造、販売
東福製粉(株)※2
製粉事業
食品事業
食品素材部門プレミックスの製造、販売(海外のみ)
上海日粉食品有限公司
プレミックスなどの販売(海外のみ)
Nippon Flour Mills (Thailand) Ltd.
プレミックスの製造(海外のみ)
NIPPN (Thailand) Co.,Ltd.
加工食品部門
パスタ類の製造、販売
オーマイ(株)
パスタ類の製造、販売
Pasta Montana,L.L.C.
冷凍食品部門
冷凍食材、食品類の製造、販売
ニップン冷食(株)
冷凍食品、加工食品類の製造、販売
エヌエフフローズン(株)
冷凍食材、食品類の販売
日本リッチ(株)
中食部門
味付け油揚げ等の製造、販売
オーケー食品工業(株)
弁当等中食関連食品の製造、販売
(株)ファーストフーズ
その他事業
ペットケア事業ペットフードの製造、販売
エヌピーエフジャパン(株)
ヘルスケア事業
健康食品の販売
日本デイリーヘルス(株)
その他
バイオ関連機材の販売
ニップンテクノクラスタ(株)
食品関連プラントの設計、施工
ニップンエンジニアリング(株)
情報処理サービス
(株)日本製粉システムセンター
物流サービス
(株)ニップンロジス ※1
持株会社
ニップンドーナツホールディングス(株)
ドーナツショップの経営
ニップンドーナツ(株)
ドーナツショップの経営
ニップンドーナツ関西(株)
主なグループ会社
事業多角化 の歴史
成長の軌跡
日本製粉
1896年
(明治29年)
日本製粉株式会社創立
製
粉
事
業
パイオニアたちの時代
経営基盤形成の時代
事業拡大と技術革新の時代
企業再構築と新たな挑戦の時代
食材
加工食品
1896年(明治29年)
1914年(大正3年)
そば粉の製粉開始
1924年(大正13年)
横浜工場竣工
1985年(昭和60年)
福岡工場竣工
1974年(昭和49年)
神戸甲南工場竣工
1959年(昭和34年)
プレミックス事業に参入
1975年(昭和50年)
米の製粉開始
1969年(昭和34年)
コーンの製粉開始
1955年(昭和30年)
オーマイ
カットマカロニ発売
冷凍食品
1969年(昭和44年)
ファミリージャーム発売
(ヘルスケア事業)
1989年(平成元年)
家庭用ペットフード事業本格化
中食
1991年(平成3年)
中食事業参入
2003年(平成15年)
大豆事業へ進出
(オーケー食品工業(株)と提携)
1978年(昭和53年)
千葉工場竣工
食
品
事
業
事
業
そ
の
他
無印:連結子会社
※1 :非連結子会社で持分法適用会社 ※2 :グループ会社で持分法適用会社
オーマイブランドの誕生
日本製粉の代表的な家庭用商 品ブランド「オーマイ」の名称 は、小麦粉を粉状加工し1955 年(昭和30年)に発表した人造 米「王米(オーマイ)」に由来し ています。
1973年
(昭和48年)
クリームコロッケ発売
最新鋭のロール式製粉機を導入した扇橋工場
製品品質・生産効率の大幅向上を実現
1897年(明治30年)
商品販売方法の革新
製造者名と品質・等級を明示して販売
メーカー主導による特約店制度の採用
05
CSRマネジメント
変化の時代に柔軟に対応し
いつの時代にも信頼され必要とされる会社であるために
感謝の気持ちで迎える創立115周年
『社会・環境報告書2011』をお届けするにあたり、ご挨拶を 申し上げます。
このたびおかげさまで創立115周年を迎えました。1896年、 製粉業の歴史で初の近代的機械式製粉企業として日本製粉 株式会社が誕生しました。この間1世紀以上にわたり日本に食 文化を提案し続け、幾多の大きな社会変化の波を乗り越えて きました。当時としては画期的な小麦粉の等級別販売、大規 模臨海工場の先駆例となった横浜工場の建設、パスタやプレ ミックス普及に向けた販売促進活動など、食の技術革新をリー ドしながら事業を拡大してきました。これもステークホルダー の皆さまのおかげと心より感謝申し上げます。
3月11日の東日本大震災は未曾有の国家的大災害となりまし たが、幸いにも当社グループでは軽微な影響にとどまりました。 この震災で被害を受けられた皆さまには謹んでお見舞いを申し 上げるとともに、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
常に変わらないCSRの姿勢
この震災は日本にとって大きな転換期になるのではと言われ ています。日本の社会やライフスタイルが変わるとしても、当社の CSR(企業の社会的責任)への姿勢は不変です。とりわけ 「食の安全・安心」「食の安定供給」「お客さま目線の商品開発」は 変えずに継続していきます。115年間の歴史の中で当社とお客さ まとの関係は商品やサービスを通して大きく拡がっており、社会 的責任も重みを増しています。当社は、こうした姿勢を保ち 「お客さまから信頼される企業」であり続けたいと考えています。
「10/11中期経営計画SG130」の推進
一方、「組織」「事業構造」や「社会貢献のやり方」などは社会
の変化に柔軟に対応して変えるべきと考えています。「SG (Sustainable Growth)130」の初年度は、社内カンパニー制の 導入で企業環境の変化への対応力を強化するとともに、コスト 競争力強化のための総額200億円を超える大型設備投資案件 を全て着工しました。タイ国のプレミックス工場増強工事、瑞 穂食品(株)の米粉工場が完成し、その他の工事も順調です。 新たに連結子会社となったオーケー食品工業(株)も新工場を 完成させました。このようにローコストオペレーションの推進や 事業構造の見直しにより、グループ全体で最適経営の強化が 進んでいます。「SG130」の最終年度は、今期の目標達成に全 力を傾けることはもちろん、創立115周年を迎えるにあたり記 念商品の発売なども予定しています。
日本製粉グループにおける商品の安定供給責任
当社は小麦粉およびその関連商品の国内への安定供給が 重要な社会的責任であると考えています。いま、その安定供給 が大きな転換期を迎えています。2007年4月以降、小麦の政府 売渡価格に関する制度が変更され、国際穀物相場が国内の小 麦粉およびその関連商品の価格により反映されるようになりま した。さらに2010年10月以降は、小麦の国家備蓄が民間に移さ れたため、量的安定供給についても製粉企業の責務が大きく なりました。地球レベルの天候の変動により、小麦の国際相場 が大きく影響を受ける中、当社グループでは商品の安定供給 により一層努力してまいります。
日本製粉グループらしさのある社会貢献や環境保全活動
当社は食品企業の視点からの社会貢献活動を中心としな がらも、それぞれのグループ会社が自らの得意領域を活かし た社会貢献を行っています。当社はかねてより豊かな食文化を 継承し、未来を担う子どもたちの成長に役立つ食育活動に力 を入れてきました。これからも様々な観点から食育活動を支援 してまいります。また、東日本大震災に際しては、当社だからで きることを考え、被災地への支援物資(食料品)の送付、かね てから支援している日本ユニセフ協会の東日本大震災緊急募 金への協力を行いました。震災に端を発した電力不足に対し ては、電力使用制限下においても節電に向けグループを挙げ て最大限の努力をし、かつ食品の安定供給という社会的使命 を果たしてまいります。
当社の主要商品の原材料である小麦は大自然の恵みであ り、生物多様性の恩恵を受けています。地球環境の保全を図 るために、生産設備に省エネ機器を導入してCO2排出量を削
減するとともに、エコカー導入やモーダルシフトの活用を推進 します。また、森林への植樹や森林資源のリサイクルにも力を 入れてまいります。
当社グループは、ステークホルダーの皆さまとともに成長・ 発展し続けたいと考えています。本報告書で当社グループの CSR活動へのご理解をいただくとともに、率直なご意見を賜 れれば幸いです。
代表取締役会長兼社長
日本製粉は、優れた商品・サービスを提供するだけで はなく、商品の安全性確保や環境保護、人権擁護、適正な 労働慣行の実践など、さまざまなステークホルダーの皆 さまに対する「企業の社会的責任(CSR)」を着実に果た すべく「社会・環境委員会」を組織しています。「社会・環境 委員会」は、CSR担当役員を委員長とし、カンパニープレ ジデント、本社担当役員、日本製粉労働組合書記長で構 成され、委員会の下に「CSR部会」および「環境部会」を設 置しています。
「社会・環境委員会」の役割は、行動規範・行動指針改訂 の起案や、CSR活動計画の立案・実施、各事業場別の活 動計画の立案および進捗状況の確認、さらにはCSRに 関する活動効果の検証などです。
具体的な活動の推進は「CSR部会」および「環境部会」 が担っています。
2010年度は今後のCSR活動の方向性を探るべく、コ ンプライアンス意識調査として、当社役員および管理職 並びにグループ会社経営者に対し、7分野(変化への意 識、リーダーシップ、経営理念と倫理基準、個人、サポート システム、組織文化、活動結果の状況)を7段階(1:否定 的=機能していない∼7:肯定的=機能している)で評価 するアンケート調査を実施しました。
アンケート対象者454名中403名が回答し、その結 果として大半が、当社グループの社会、行政、法律などの 変化に対する認識度や個々人の倫理意識は高いと感じ ているものの、コンプライアンスサポート体制は脆弱で あり、法令遵守の風土が醸成されていないと考えている ことがわかりました。
本調査の結果を受け、2011年度のCSR活動として、ヘ ルプラインの周知徹底やコンプライアンス教育を検討し ています。
トップメッセージ
日本製粉(ニップン)は、すべてのお客さまか
ら信頼される企業として、力強く成長しつづけ
ます。
すべてのお客さまに、ご満足いただけるように
日々努力をし、関係するあらゆる分野で、競争
力のある、もっとも優れた商品とサービスを提
供し、社会に貢献しつづけます。
日本製粉(ニップン)の使命
●わたくしたちは、わたくしたちの商品とサービスを通 じて、お客さまと感動をわかちあいます。
●わたくしたちは、現状に満足することなく、つねに改 良、改善、そして改革に挑戦し、新しい時代をきり ひらきます。
●わたくしたちは、一人ひとりの力が最大限発揮で き、成果が正しく評価される環境を作り、その中で 持っている力をだしきります。
●わたくしたちは、社会の良き一員として、正しい行動 をとりつづけます。
わたくしたちの理念
日本製粉(ニップン)は、すべてのお客さまか
ら信頼される企業として、力強く成長しつづけ
ます。
すべてのお客さまに、ご満足いただけるように
日々努力をし、関係するあらゆる分野で、競争
力のある、もっとも優れた商品とサービスを提
供し、社会に貢献しつづけます。
日本製粉(ニップン)の使命
●わたくしたちは、わたくしたちの商品とサービスを通 じて、お客さまと感動をわかちあいます。
●わたくしたちは、現状に満足することなく、つねに改 良、改善、そして改革に挑戦し、新しい時代をきり ひらきます。
●わたくしたちは、一人ひとりの力が最大限発揮で き、成果が正しく評価される環境を作り、その中で 持っている力をだしきります。
●わたくしたちは、社会の良き一員として、正しい行動 をとりつづけます。
わたくしたちの理念
取締役会
CSR部会 環境部会
監査役
社長
社会・環境委員会 委員長:CSR 担当役員
各
事
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場
各
事
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場
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各
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業
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■社会・環境委員会 CSRマネジメントの体制
06
CSRマネジメント
変化の時代に柔軟に対応し
いつの時代にも信頼され必要とされる会社であるために
感謝の気持ちで迎える創立115周年
『社会・環境報告書2011』をお届けするにあたり、ご挨拶を 申し上げます。
このたびおかげさまで創立115周年を迎えました。1896年、 製粉業の歴史で初の近代的機械式製粉企業として日本製粉 株式会社が誕生しました。この間1世紀以上にわたり日本に食 文化を提案し続け、幾多の大きな社会変化の波を乗り越えて きました。当時としては画期的な小麦粉の等級別販売、大規 模臨海工場の先駆例となった横浜工場の建設、パスタやプレ ミックス普及に向けた販売促進活動など、食の技術革新をリー ドしながら事業を拡大してきました。これもステークホルダー の皆さまのおかげと心より感謝申し上げます。
3月11日の東日本大震災は未曾有の国家的大災害となりまし たが、幸いにも当社グループでは軽微な影響にとどまりました。 この震災で被害を受けられた皆さまには謹んでお見舞いを申し 上げるとともに、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
常に変わらないCSRの姿勢
この震災は日本にとって大きな転換期になるのではと言われ ています。日本の社会やライフスタイルが変わるとしても、当社の CSR(企業の社会的責任)への姿勢は不変です。とりわけ 「食の安全・安心」「食の安定供給」「お客さま目線の商品開発」は 変えずに継続していきます。115年間の歴史の中で当社とお客さ まとの関係は商品やサービスを通して大きく拡がっており、社会 的責任も重みを増しています。当社は、こうした姿勢を保ち 「お客さまから信頼される企業」であり続けたいと考えています。
「10/11中期経営計画SG130」の推進
一方、「組織」「事業構造」や「社会貢献のやり方」などは社会
の変化に柔軟に対応して変えるべきと考えています。「SG (Sustainable Growth)130」の初年度は、社内カンパニー制の 導入で企業環境の変化への対応力を強化するとともに、コスト 競争力強化のための総額200億円を超える大型設備投資案件 を全て着工しました。タイ国のプレミックス工場増強工事、瑞 穂食品(株)の米粉工場が完成し、その他の工事も順調です。 新たに連結子会社となったオーケー食品工業(株)も新工場を 完成させました。このようにローコストオペレーションの推進や 事業構造の見直しにより、グループ全体で最適経営の強化が 進んでいます。「SG130」の最終年度は、今期の目標達成に全 力を傾けることはもちろん、創立115周年を迎えるにあたり記 念商品の発売なども予定しています。
日本製粉グループにおける商品の安定供給責任
当社は小麦粉およびその関連商品の国内への安定供給が 重要な社会的責任であると考えています。いま、その安定供給 が大きな転換期を迎えています。2007年4月以降、小麦の政府 売渡価格に関する制度が変更され、国際穀物相場が国内の小 麦粉およびその関連商品の価格により反映されるようになりま した。さらに2010年10月以降は、小麦の国家備蓄が民間に移さ れたため、量的安定供給についても製粉企業の責務が大きく なりました。地球レベルの天候の変動により、小麦の国際相場 が大きく影響を受ける中、当社グループでは商品の安定供給 により一層努力してまいります。
日本製粉グループらしさのある社会貢献や環境保全活動
当社は食品企業の視点からの社会貢献活動を中心としな がらも、それぞれのグループ会社が自らの得意領域を活かし た社会貢献を行っています。当社はかねてより豊かな食文化を 継承し、未来を担う子どもたちの成長に役立つ食育活動に力 を入れてきました。これからも様々な観点から食育活動を支援 してまいります。また、東日本大震災に際しては、当社だからで きることを考え、被災地への支援物資(食料品)の送付、かね てから支援している日本ユニセフ協会の東日本大震災緊急募 金への協力を行いました。震災に端を発した電力不足に対し ては、電力使用制限下においても節電に向けグループを挙げ て最大限の努力をし、かつ食品の安定供給という社会的使命 を果たしてまいります。
当社の主要商品の原材料である小麦は大自然の恵みであ り、生物多様性の恩恵を受けています。地球環境の保全を図 るために、生産設備に省エネ機器を導入してCO2排出量を削
減するとともに、エコカー導入やモーダルシフトの活用を推進 します。また、森林への植樹や森林資源のリサイクルにも力を 入れてまいります。
当社グループは、ステークホルダーの皆さまとともに成長・ 発展し続けたいと考えています。本報告書で当社グループの CSR活動へのご理解をいただくとともに、率直なご意見を賜 れれば幸いです。
代表取締役会長兼社長
日本製粉は、優れた商品・サービスを提供するだけで はなく、商品の安全性確保や環境保護、人権擁護、適正な 労働慣行の実践など、さまざまなステークホルダーの皆 さまに対する「企業の社会的責任(CSR)」を着実に果た すべく「社会・環境委員会」を組織しています。「社会・環境 委員会」は、CSR担当役員を委員長とし、カンパニープレ ジデント、本社担当役員、日本製粉労働組合書記長で構 成され、委員会の下に「CSR部会」および「環境部会」を設 置しています。
「社会・環境委員会」の役割は、行動規範・行動指針改訂 の起案や、CSR活動計画の立案・実施、各事業場別の活 動計画の立案および進捗状況の確認、さらにはCSRに 関する活動効果の検証などです。
具体的な活動の推進は「CSR部会」および「環境部会」 が担っています。
2010年度は今後のCSR活動の方向性を探るべく、コ ンプライアンス意識調査として、当社役員および管理職 並びにグループ会社経営者に対し、7分野(変化への意 識、リーダーシップ、経営理念と倫理基準、個人、サポート システム、組織文化、活動結果の状況)を7段階(1:否定 的=機能していない∼7:肯定的=機能している)で評価 するアンケート調査を実施しました。
アンケート対象者454名中403名が回答し、その結 果として大半が、当社グループの社会、行政、法律などの 変化に対する認識度や個々人の倫理意識は高いと感じ ているものの、コンプライアンスサポート体制は脆弱で あり、法令遵守の風土が醸成されていないと考えている ことがわかりました。
本調査の結果を受け、2011年度のCSR活動として、ヘ ルプラインの周知徹底やコンプライアンス教育を検討し ています。
トップメッセージ
日本製粉(ニップン)は、すべてのお客さまか
ら信頼される企業として、力強く成長しつづけ
ます。
すべてのお客さまに、ご満足いただけるように
日々努力をし、関係するあらゆる分野で、競争
力のある、もっとも優れた商品とサービスを提
供し、社会に貢献しつづけます。
日本製粉(ニップン)の使命
●わたくしたちは、わたくしたちの商品とサービスを通 じて、お客さまと感動をわかちあいます。
●わたくしたちは、現状に満足することなく、つねに改 良、改善、そして改革に挑戦し、新しい時代をきり ひらきます。
●わたくしたちは、一人ひとりの力が最大限発揮で き、成果が正しく評価される環境を作り、その中で 持っている力をだしきります。
●わたくしたちは、社会の良き一員として、正しい行動 をとりつづけます。
わたくしたちの理念
日本製粉(ニップン)は、すべてのお客さまか
ら信頼される企業として、力強く成長しつづけ
ます。
すべてのお客さまに、ご満足いただけるように
日々努力をし、関係するあらゆる分野で、競争
力のある、もっとも優れた商品とサービスを提
供し、社会に貢献しつづけます。
日本製粉(ニップン)の使命
●わたくしたちは、わたくしたちの商品とサービスを通 じて、お客さまと感動をわかちあいます。
●わたくしたちは、現状に満足することなく、つねに改 良、改善、そして改革に挑戦し、新しい時代をきり ひらきます。
●わたくしたちは、一人ひとりの力が最大限発揮で き、成果が正しく評価される環境を作り、その中で 持っている力をだしきります。
●わたくしたちは、社会の良き一員として、正しい行動 をとりつづけます。
わたくしたちの理念
取締役会
CSR部会 環境部会
監査役
社長
社会・環境委員会 委員長:CSR 担当役員
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■社会・環境委員会 CSRマネジメントの体制
07
特集
特集
特集
日本製粉グループの食育の取り組み
日本製粉グループの食育の取り組み
日本製粉グループの食育の取り組み
日本製粉は大地の恵みを大切に活かし、110年余にわたり、さまざまな食文化を 生み出してきました。わたしたちが、一番こころがけていることは、安心なブラン ドで安全な製品をお届けすること。これからも豊かな食文化を継承していくた めに、わたしたちはさらなる努力を続けます。
食育の取り組みに関する基本方針
日本製粉グループでは、基本方針を定めて食育の取り組みに関するさまざまな活動を推進しています。
現在の取り組みや今後の展開について、担当者と社外の専門家を交えた座談会を行いました。
福冨:115年の歴史を持つ当社の事業と、明治以降、西洋 の文化が入ってきて近代化された日本の食文化には、切っ ても切れない関係があります。その食文化を継承するため の食育の推進、特にこれからを担う子どもたちへの食育 は、当社にとって重要だと認識しています。
山岸:加古川工場では、一般の方の見学が増えています。 まず映像でバーチャル工場見学DVDをご覧いただいてか ら工場をご案内しますが、実際に見ると迫力が違うよう で、特に子どもたちはとても喜んでいました。見学の後に 行う試食会は非常に好評で、工場では普段あまりお客さま の声を聞くことがないので大変嬉しく思いました。
福冨:当社では、計画指 針として「コミュニケーション」 「健康」「社会」「文化」「料理」という5つのテーマを掲 げ、それぞれの分野で取り組みを進めています。 「食とコミュニケーション」としては、子どもたちが親し みやすい「コムギン」と「クッキー」というキャラクターを 案内役に、製品の製造工程をご覧いただける「バーチャル 工場見学」を、「食と健康」としては、マラソンの坂本雄二 さん・谷川真理さんによるアスリートとの対 談 企画を、 Webサイトでご覧いただけるようにしています。「食と社 会」では、ユニセフと協同し、2008年度から「夏休み!子 ども絵画コンクール」を実施し、2011年度には新たに「小 学生ご当地料理コンテスト」を開催しています。また、「食 と文化」では、世界の小麦食文化を紹介する「小麦ワール ド」や小麦を育てて小麦粉になるまでをバーチャルで体験
していただける「小麦を育てよう」を、最後の「食と料理」 に関してはさまざまなレシピをWebサイトに載せていま す。このような活動は本社を中心に行っており、各事業場 でも独自に取り組みを進めています。
小西:企業の「食育」というとどうしても得意分野に特化し てしまって範囲が狭まりがちですが、日本製粉さんの活動 はとても幅広いことに驚きました。本当に社会貢献という 意味合いが強いものが多くてすばらしいと思います。また これからお話を伺いますが、本社主導にならずに、それぞ れの地域で独自にさまざまな取り組みをされているとい うことにも驚きました。
司会:はじめに会社として「食育」についてどのようにお考 えですか。
小西:東京ガスでは1992年から、食育に取り組んできま した。現在はお子さま向けの料理教室と、学校の先生方向 けの研修会、料理人の方の社会貢献を支援するという活動
が中心となっています。料理教室は、5年前は年間5千人程 度の参加でしたが、昨年は年間約2万人の方が参加されま した。やはり食育基本法ができてからお客さまの関心が 非常に深まるようになっているのだと思います。
司会:食育に関する基本方針に加えて計画指針があります が、具体的な取り組みについて教えてください。
取締役専務執行役員
福冨 昇
東京ガス株式会社 「食」情報センター主幹 服部栄養専門学校 非常勤講師 学術博士
小西雅子
オーマイ株式会社 加古川工場 生産・計画グループ
山岸純也
司会:各事業場のご担当者の皆さまが取り組んでいる、食 育の活動について教えてください。
小
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ま
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工
場
見
学
を
実
施
加古川工場では、工場見学を積極的に受け 入れています。小さなお子さまをお持ちの 子育てサークルの皆さまにもご来場いた だき、工場見学
や 試 食 を 実 施 しました。
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実
施
加古川工場では、工場見学を積極的に受け 入れています。小さなお子さまをお持ちの 子育てサークルの皆さまにもご来場いた だき、工場見学
や 試 食 を 実 施 しました。
食育の計画指針
日本製粉では、以下のテーマに即した「食育」に関する活動の計画立案・実行しています。
食育
食とコミュニ
ケーション
食と健康
食と社会
食と文化
食と料理
栗原:神戸甲南工場では、「こうべ食育フェア」や「食育・健 康タウンひがしなだ」食育フェアに参加しています。「食育・ 健康タウンひがしなだ」食育フェアには4年前から参加し ています。2010年度は震災のため中止になりましたが、 2009年度に参加した際には、「アマニ」を入れたクッキー を紹介し、効能について説明しました。その際、クッキーの 作り方を聞かれる方もいらっしゃいました。
また、神戸市長田区の子どもたちを招いて工場見学を行 っています。見学だけでなく、小麦粉の成分のグルテンに触 るなどの体験も行い、小麦粉について知ってもらうようにし ています。
神戸甲南工場 製粉チーム
栗原将行
こ
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食
育
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麦
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世
界
を
ご
紹
介
「第7回こうべ食育フェア」に参加しまし た。パネルやパスタダイス・マカロニサン プルの展示の他、オリジナルパスタの試 食を行い、地域
の方とコミュニ ケーションを深 めました。
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「第7回こうべ食育フェア」に参加しまし た。パネルやパスタダイス・マカロニサン プルの展示の他、オリジナルパスタの試 食を行い、地域
の方とコミュニ ケーションを深 めました。
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内
役
Webサイトの食育関連ページには、案内 役にクレイ(粘土)のオリジナルキャラクタ ー「コムギン」と「クッキー」が登場しま す。子どもから大人まで、わかりやすく親 しみやすい構成を心がけています。
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Webサイトの食育関連ページには、案内 役にクレイ(粘土)のオリジナルキャラクタ ー「コムギン」と「クッキー」が登場しま す。子どもから大人まで、わかりやすく親 しみやすい構成を心がけています。
コムギン クッキー
http://www.nippn.co.jp/csr/syokuiku/
08
特集
特集
特集
日本製粉グループの食育の取り組み
日本製粉グループの食育の取り組み
日本製粉グループの食育の取り組み
日本製粉は大地の恵みを大切に活かし、110年余にわたり、さまざまな食文化を 生み出してきました。わたしたちが、一番こころがけていることは、安心なブラン ドで安全な製品をお届けすること。これからも豊かな食文化を継承していくた めに、わたしたちはさらなる努力を続けます。
食育の取り組みに関する基本方針
日本製粉グループでは、基本方針を定めて食育の取り組みに関するさまざまな活動を推進しています。
現在の取り組みや今後の展開について、担当者と社外の専門家を交えた座談会を行いました。
福冨:115年の歴史を持つ当社の事業と、明治以降、西洋 の文化が入ってきて近代化された日本の食文化には、切っ ても切れない関係があります。その食文化を継承するため の食育の推進、特にこれからを担う子どもたちへの食育 は、当社にとって重要だと認識しています。
山岸:加古川工場では、一般の方の見学が増えています。 まず映像でバーチャル工場見学DVDをご覧いただいてか ら工場をご案内しますが、実際に見ると迫力が違うよう で、特に子どもたちはとても喜んでいました。見学の後に 行う試食会は非常に好評で、工場では普段あまりお客さま の声を聞くことがないので大変嬉しく思いました。
福冨:当社では、計画指 針として「コミュニケーション」 「健康」「社会」「文化」「料理」という5つのテーマを掲 げ、それぞれの分野で取り組みを進めています。 「食とコミュニケーション」としては、子どもたちが親し みやすい「コムギン」と「クッキー」というキャラクターを 案内役に、製品の製造工程をご覧いただける「バーチャル 工場見学」を、「食と健康」としては、マラソンの坂本雄二 さん・谷川真理さんによるアスリートとの対 談 企画を、 Webサイトでご覧いただけるようにしています。「食と社 会」では、ユニセフと協同し、2008年度から「夏休み!子 ども絵画コンクール」を実施し、2011年度には新たに「小 学生ご当地料理コンテスト」を開催しています。また、「食 と文化」では、世界の小麦食文化を紹介する「小麦ワール ド」や小麦を育てて小麦粉になるまでをバーチャルで体験
していただける「小麦を育てよう」を、最後の「食と料理」 に関してはさまざまなレシピをWebサイトに載せていま す。このような活動は本社を中心に行っており、各事業場 でも独自に取り組みを進めています。
小西:企業の「食育」というとどうしても得意分野に特化し てしまって範囲が狭まりがちですが、日本製粉さんの活動 はとても幅広いことに驚きました。本当に社会貢献という 意味合いが強いものが多くてすばらしいと思います。また これからお話を伺いますが、本社主導にならずに、それぞ れの地域で独自にさまざまな取り組みをされているとい うことにも驚きました。
司会:はじめに会社として「食育」についてどのようにお考 えですか。
小西:東京ガスでは1992年から、食育に取り組んできま した。現在はお子さま向けの料理教室と、学校の先生方向 けの研修会、料理人の方の社会貢献を支援するという活動
が中心となっています。料理教室は、5年前は年間5千人程 度の参加でしたが、昨年は年間約2万人の方が参加されま した。やはり食育基本法ができてからお客さまの関心が 非常に深まるようになっているのだと思います。
司会:食育に関する基本方針に加えて計画指針があります が、具体的な取り組みについて教えてください。
取締役専務執行役員
福冨 昇
東京ガス株式会社 「食」情報センター主幹 服部栄養専門学校 非常勤講師 学術博士
小西雅子
オーマイ株式会社 加古川工場 生産・計画グループ
山岸純也
司会:各事業場のご担当者の皆さまが取り組んでいる、食 育の活動について教えてください。
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加古川工場では、工場見学を積極的に受け 入れています。小さなお子さまをお持ちの 子育てサークルの皆さまにもご来場いた だき、工場見学
や 試 食 を 実 施 しました。
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加古川工場では、工場見学を積極的に受け 入れています。小さなお子さまをお持ちの 子育てサークルの皆さまにもご来場いた だき、工場見学
や 試 食 を 実 施 しました。
食育の計画指針
日本製粉では、以下のテーマに即した「食育」に関する活動の計画立案・実行しています。
食育
食とコミュニ
ケーション
食と健康
食と社会
食と文化
食と料理
栗原:神戸甲南工場では、「こうべ食育フェア」や「食育・健 康タウンひがしなだ」食育フェアに参加しています。「食育・ 健康タウンひがしなだ」食育フェアには4年前から参加し ています。2010年度は震災のため中止になりましたが、 2009年度に参加した際には、「アマニ」を入れたクッキー を紹介し、効能について説明しました。その際、クッキーの 作り方を聞かれる方もいらっしゃいました。
また、神戸市長田区の子どもたちを招いて工場見学を行 っています。見学だけでなく、小麦粉の成分のグルテンに触 るなどの体験も行い、小麦粉について知ってもらうようにし ています。
神戸甲南工場 製粉チーム
栗原将行
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「第7回こうべ食育フェア」に参加しまし た。パネルやパスタダイス・マカロニサン プルの展示の他、オリジナルパスタの試 食を行い、地域
の方とコミュニ ケーションを深 めました。
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Webサイトの食育関連ページには、案内 役にクレイ(粘土)のオリジナルキャラクタ ー「コムギン」と「クッキー」が登場しま す。子どもから大人まで、わかりやすく親 しみやすい構成を心がけています。
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Webサイトの食育関連ページには、案内 役にクレイ(粘土)のオリジナルキャラクタ ー「コムギン」と「クッキー」が登場しま す。子どもから大人まで、わかりやすく親 しみやすい構成を心がけています。
コムギン クッキー
http://www.nippn.co.jp/csr/syokuiku/
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中村:西部技術センターでは、大阪支店と一緒に長田区の 小学校で食育の授業を行いました。生徒たちは、小麦粉を 使った料理の経験がないだけでなく、水田や小麦畑も見た ことがないということだったので、小麦畑の写真や小麦の 穂を見せて説明しました。また、クイズやバーチャル工場見 学を通して小麦粉の作り方を知ってもらいました。その後 小麦粉を使って、うどんやカップケーキをみんなで一緒に 作りました。
小山:大阪支店では、食育に力を入れていらっしゃる小売 業のお客さまに、レシピの提案などをしています。旬の食 材を活かしたものや、小麦粉の目新しい使い方をご紹介す ることで、より多くの方に小麦粉の魅力を知っていただけ るようにしています。また料理教室のお手伝いなどを通し て、「いつもそれ使ってるよ」と声をかけていただけるこ ともあります。使いかけの商品の活用方法やアレンジの仕 方なども聞かれ、商品を使ってくださるお客さまの声を、 直接聞けるよい機会となっています。
2010年度は加古川市の総合文化センターが主催する 料理教室にも講師として参加するなど、多くの場を通じて 食育に貢献するようにしました。
司会:事業場の中だけでなく、さまざまな場所で活動されてい るんですね。参加者の方からはどのような声がありましたか。
小山:「 いつもこれを買っているよ」とか、「こういう食べ 方があるんだね」といった生の声が聞けます。商品パッケ ージのQRコードからレシピをご案内しているのですが、そ れをよく利用しているという声もあります。また、日ごろか らお客様センターへ販売店についてのお問い合わせをい ただいています。商品を次回も購入していただくため、そ の商品がお客さまの近くの売場にあるよう、努めたいと思 います。
栗 原:私も同じく「アマニを使った商品はどこで買える の?」と聞かれたことがありました。今はWebサイトから購 入していただけますし、フェアを行った時よりも取り扱って くださるお店は増えましたが、紹介する時にはご家庭でも 試していただけるように、どこで手に入るのかもお知らせし たいと思います。
山岸:工場見学では危険防止のために3歳以上のお子さま という指定をしていますが、お客さまからはそれよりも小 さな子も一緒に参加したいというご希望がありました。今 後はバーチャル工場見学やパスタの勉強会、試食会など、 小さなお子さまも楽しめるプログラムをご用意したいと思 います。
中村:小学校での授業では、実際に作っている時、とても楽 しそうでしたが、「このような料理はお家で作りますか?」 という質問をすると「作らない」という答えが多くありまし た。家でもやりたいという気持ちはあっても、難しいのでは ないかと感じました。
また数日後にお礼の手紙が届いて、「楽しかった。またや りたい」「お母さんとも作ってみたい」という感想が多く、参 加いただいたお子さまたちが興味を持っているということ を実感できました。今回は3年生の授業でしたが、他の学 年の先生からも「やってほしい」といった声がありました。
司会:本日はありがとうございました。
西部技術センター 第一ユニット
中村慶子
大阪支店 食品営業部
小山朋子
司会
有限責任 あずさ監査法人 ビジネス・アドバイザリー事業部
野村貴美子
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覚
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探
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教
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紹
介
加古川総合文化センターで行われた「味 覚の探求教室 」に講師として参加しまし た。「パスタ大好き!パスタのすべて」と いうテーマでパスタの基礎知識やパスタ のおいしい食べ方を紹介しました。
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加古川総合文化センターで行われた「味 覚の探求教室 」に講師として参加しまし た。「パスタ大好き!パスタのすべて」と いうテーマでパスタの基礎知識やパスタ のおいしい食べ方を紹介しました。
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験
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施
神戸市立名倉小学校で3年生を対象に食 育授業を行いました。小麦粉についての 講義をしたあと手打ちうどんとカップケ ーキの調理体験をしてもらいました。
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施
神戸市立名倉小学校で3年生を対象に食 育授業を行いました。小麦粉についての 講義をしたあと手打ちうどんとカップケ ーキの調理体験をしてもらいました。
司会:ありがとうございました。今後も活動の幅がさらに広 がりそうですね。
小山:食育フェアに来場してくださる方というのは、もとも と食に関心のある方が多いのですが、そうでない方にも興 味を持っていただけるようにしていきたいです。また、これ からは支店だけでやっていくには限界があるので、近隣の 工場・技術センターとより一層協力していければと思って います。
栗原:食品の安全・安心を信用できないというお客さまの 声を聞くことがありますが、「食育」を通して私たちの商 品が安全・安心であることをご理解いただきたいと思って います。お客さまと直接お話しする機会を増やすことで、 お客さまに安心していただきたいと考えています
また、神戸甲南工場には今後新しい製造ラインに見学ス ペースができる予定なので、これからはより多くの方に工 場を見学していただきたいと思います。お子さまも安心し て見学できるようなプログラムを考えて、食育のお手伝い をしていきます。
福冨:各事業場にはさらに食育活動の推進とワンランク上 の活動をお願いいたします。本社としても、Webサイトの 充実などに努めていきます。
今日では食のグローバル化が進んでいますから、日本 人だけでなくグローバルな食育を考えていきたいとも思い ます。また「食べる」ということはどういうことか、先の震 災を踏まえて考えさせられることもあり、「おいしく食べ る」だけでなく、栄養についての知識も必要なのではない かと思っています。
「食育」という言葉は、1896年に医師である石塚左玄 (さげん)が著作で最初に使ったとされています。当社の 創立も同じく1896年。これからも一人でも多くの方の 「食」を育てるお手伝いをしていきたいと思います。 小西:皆さんそれぞれの特性を活かして活動されているの
がすばらしいですね。百聞は一見にしかずとも言いますが、 「食」というのはやはり聞くだけではわからない部分もあ って、実際に見たり触ったりと体験することが非常に大切 だと思います。小麦粉をはじめとする御社の商品の使い方 などを直接お伝えする活動は、お子さまだけでなく大人に もとてもプラスになっているのではないでしょうか。
司会:もっとやってほしいという多くのご要望があるのは、 御社の活動が参加者の方々のニーズに合っているからです ね。今後はどのような活動を進めたいとお考えですか。
中村:私たちが食育を行うことによって、なかなか親子一 緒に料理ができないというご家庭でも「ちょっとやってみ よう」という気持ちになっていただくきっかけになればと 思います。また、行政と協力した取り組みや、工場見学や小 学校での授業などを通じてニップンのファンを増やしてい きたいと考えています。